美豆兎の備忘録

日常と制作風景。陶芸と登山と猫。好きなものとこと。

手作り石鹸はとろけやすい。

石鹸を差し上げた皆様には あと2ヶ月くらい熟成させてから。。。

と言っておりましたが、もうすでに使ってみた!という方のお話を聞いて

早速自分でも使ってみたら

肌がツルツルのしっとり感で、つっぱらない なかなか良い石鹸に仕上がっていました。

石鹸解禁です。

手作りで石鹸を作るメリットは

・合成界面活性剤、合成保存料、防腐剤、合成着色料、人工香料 が入らない。

・ほとんどが食用油(オリーブオイル、パームオイル、ココナッツオイル、

 スィートアーモンドオイル、アボガドオイル、などなど)を使用しているため 安心。

・コールドプロセス製法で、昔ながらの自然に発生する熱で鹸化させることにより

 グリセリンとスクワレン等の保湿成分がたっぷり入った石鹸になる。

 (売られている石鹸のほとんどは、この天然保湿成分は化粧品などで再利用出来る為、

  抜いてあります)

・人の脂肪酸と同じオレイン酸を80%も含むオリーブオイルで作っているので、

 人の肌に馴染みやすく、かつマイルドで汚れを落とす。

・鹸化をさせる苛性ソーダの分量を最低限に抑えられる。

デメリットは

・とろけやすい。

 (石鹸に含まれている『グリセリン』が空気中の水分を引き寄せる働きがある。

 つまりは石鹸を使う事でこのグリセリンの効果により、肌に水分を引き寄せる、

 しっとり感が持続することになります。

 *とろけた石鹸は小瓶などに移し替えて リキッドソープとして利用出来ます。)

・保存料が入っていないので 使用期間は原則1年。

 (場所が変わり石鹸づくりの盛んな外国では 年数が経てば経つ程石鹸のマイルド化が進み

 良質の石鹸になるとされ、3年もの5年ものなど、油の酸化が進んだ石鹸の方が

 重宝されたりもします。)

・泡立ちが控えめ。(モクモクと泡立てるにはコツがあります)

・洗い方によっては 石鹸カスが発生する。

 (クエン酸や酢などで対処します)

・石鹸に香料として加えられた天然精油であるエッセンシャルオイルでも、

 人によってはアレルギー反応が出る場合もあります。

石鹸の保管方法は

日のあたらない風通しの良いところに。

使った後は 水気をきっておきましょう。

更に熟成させると 溶け崩れにくく、とてもマイルドな石鹸になります。