美豆兎の備忘録

日常と制作風景。陶芸と登山と猫。好きなものとこと。

美豆兎カフェ。

お題は何とも優雅だが

妹いわく

『例えるなら 女工で搾取で野麦峠のようだ」

先日の銀座ゆう画廊での展示のおかげで

バッグのオーダーに繋がり 

なのに土曜の納品に間に合わなさそうで焦る(汗

せっぱ詰まってきて店主。

火曜は妹、水曜は友人に助っ人を頼み

厄介で厄介な(2回言う)

コバ磨きに徹してもらいました。

コバ磨きって時間掛かるクセに 

地味で非効率的な作業なんです。

『こんな原始的な道具しかないの?(布と木の棒)

ちゃちゃっと出来る専用の機械って無いの?』

知りません。

すいません。

そんなのあったら あなた達に頼みません。

ただ来てもらうのも悪いので

クッキーとパウンドケーキ等作っておいて

ランチはパスタ。

コーヒーや紅茶を入れつつ

時々休んでもらいながら

サービス満点の美豆兎カフェ サムタイム開店。

タダ働きですのでこれくらいはしないと。

二人とも初めてのコバ磨きに悪戦苦闘。

ただひたすら磨く数時間

で 上記のようなぼやきが聞こえてきたのでした。

簡単そうに見えて難しっしょ(姉・北海道弁

もちろん売り物のバッグですから

せっかく一所懸命磨いているとはいえ

見える所には使いません。

二人が分からない事をよい事に底革を磨かせる。

(うっうっ すまん二人)

その間 半纏の布を使ったショルダーをまとめる。

このショルダーは大変手間がかかりました。

藍染めが強く残っているデッドストック品で

5回洗いにかけ、酢を2瓶使って1晩付け置き

翌日また2度洗いかけてアイロン。

これでだいぶ色移りしなくなるはず。

オーダーくださったのは女性なので

着るお洋服が薄い色の時もあるはず。

色移りなんかしたら 申し訳ない。

そしてショルダー持ち手を縫い付けた

のまでは良かったのですが

肩にかけると 

なんだか たすきを掛けたような カッコ悪さ。

持ち手に使った帆布8号が固くて

体に添わない。

どうしよ~!

持ち手を外したら縫い目が残る。

どーしよー!!気になるよー!!

えぇーい!ここまできたら作り直しだー!(シクシク)

続きはまた 明日。

コバプロの仕事 持ち手。

女工妹が買ってきてくれた私を癒す生花。